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子どもたちを取り巻く環境
8.7人に1人の子どもが貧困状態
厚生労働省が3年に一度公表している「子どもの貧困率」という指標は、最新の数字で11.5%。実に、日本の子ども(17歳以下)の8.7人に1人が貧困状態ということになります。2023年4月現在の子どもの人口は約1435万人なので、つまり貧困状態の子どもの数は約165万人ということになります。これは、福岡市の人口まるごととほぼ同じです。
出典)厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」を参考に作成
日本はひとり親世帯の半分が貧困の国
特にひとり親世帯の貧困率は深刻で、2021年度の調査では実に44.5%の家庭が貧困状態だと公表されました。
また、近年ひとり親世帯の割合は増加傾向です。
貧困家庭の子どもの食事事情とは?
貧困家庭での最も大きな問題の1つに子どもの食事事情が挙げられます。貧困で家計を切り詰められるのは食事です。
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貧しさが原因で満足な食事ができない
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夏休みなど、給食の無い長期休みにはお昼ご飯を食べられない。
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コンビニ弁当や惣菜などを食事とすることで栄養が偏ってしまう
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両親が働いているため1人で食べなければいけない「孤食」
子どもたちの食生活は大きな問題を抱えているのが現状です。
子ども食堂とは?
子ども食堂は、『一人で食べるより、みんなでこ飯を食べよう』と呼びかけ、始まったものです。「誰かと一緒に食事をすると楽しい!」という子どもや大人も多いと言われております。そんな地域の方々が、食を通じてつながる。これが『子ども食堂』です。
子どもの食堂の果たす役割
子ども食堂は、食事の提供だけでなく、体験,交流、出会いの場、音楽やゲーム、絵本の読み聞かせ、学習支援、ママ友のサロン、高齢者の交流など地域のすべての子どもや親の多様な居場所づくりを目指して活動しています。
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